リピーターって、みんな「ファン」というわけじゃない

よくあるWebサイトの分析要件のひとつ「新規とリピーター」軸。「新規ユーザーは云々」「リピーターは○○」と何気なく使われているかもしれませんが、使う前に立ち止まってほしいのです。

リピーターって、誰のことですか? 勝手に「何度も訪問してくれるファン的なユーザー」と解釈していませんか?

例えば、アクセス解析ツールにおける一般的なリピーターの定義では「過去2年間のCookieに履歴があるユーザー」となります。

  • 3時間前に初めて訪問したような、いままだ2度目の訪問となるユーザー
  • この3日間に3回訪問したユーザー
  • 1年ぶりに訪問してきたユーザー
  • 3か月に1回ぐらい思い出したように訪問してくるユーザー
  • 毎日のように訪問してくれる常連層的なユーザー

これらはすべてリピーターです。訪問頻度も訪問回数も温度感もさまざまです。まだほとんど新規のようなユーザーもいれば、休眠状態だったユーザーもいます。

リピーターは、必ずしもファンや常連層というわけではありません。

もし「何度も訪問してくれるファン的なユーザー」という視点で分析を行うのであれば、通算訪問回数などの軸でリピーターを分割してみることです。例えばリピーターを「初期層」「安定層」「常連層」に分割すれば、往々にして行動の違いに差が見られ、それぞれのユーザー層別に対して施策を検討できるようになります。


▲Googleアナリティクスでの「通算10回目以上となる訪問」のセグメント設定例。例えばこれを「常連層」としてセグメントできる。ディメンション「セッション数」は「そのセッションは通算何セッション目か」を表す。

もちろん会員制のサイトであれば、ユーザーに「会員/非会員」や会員グレード別のラベルの付与もできます。

リピーターって誰ですか? 定義って大事です。


このコラムは、2017年3月16日発行のニュースレター「真摯レター」のコラムを再編集したものです。ニュースレターの購読はこちらから。

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