Googleアナリティクスのユニバーサルアナリティクスでeコマーストラッキングをする際のトラッキングコードは、従来のGoogleアナリティクス(ga.js)の記述とは仕様が異なります。必須項目も異なるので、注意が必要です。
eコマーストラッキング機能の有効化
事前に、アナリティクス設定のビュー設定にて、eコマーストラッキングを「オン」にしておきます。eコマーストラッキングはビュー単位の設定となるため、複数のビューが対象の際はすべてのビューでeコマーストラッキングを「オン」にします。
購入完了ページにeコマーストラッキング向けトラッキングコードの設置
購入完了ページのトラッキングコードを、以下の内容に変更します。それぞれの項目の値の部分を動的に出力する必要があります。該当する値がない場合はブランクを指定します。
購入完了ページのeコマーストラッキングのトラッキングコード(ユニバーサルアナリティクス)
<script>
(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');
ga('create', 'UA-XXXXXXXX-X', 'ZZZZZ.com');
ga('send', 'pageview');
// eコマースプラグインの呼び出し
ga('require', 'ecommerce', 'ecommerce.js');
// ecommerce:addTransaction でトランザクションの出力
ga('ecommerce:addTransaction', {
'id': '1234', // transaction ID(トランザクションID) - 必須
'affiliation': '', // affiliation or store name(アフィリエーション or 店名)
'revenue': '2800', // grand Total(総額)
'shipping': '', // shipping(送料)
'tax': '' // tax(税額)
});
// ecommerce:addItem で購入商品出力。購入商品ごとに出力されるようにする
ga('ecommerce:addItem', {
'id': '1234', // transaction ID(トランザクションID) - 必須
'name': 'パンダTシャツ', // product name(商品名) - 必須
'sku': 'DD44', // SKU/code(商品SKU)
'category': '緑', // category or variation(カテゴリーやバリエーション)
'price': '2800', // unit price(価格)
'quantity': '1' // quantity(数量)
});
// 確定したトランザクション情報をGoogleアナリティクスのサーバに送信
ga('ecommerce:send');
</script>
従来のGoogleアナリティクス(ga.js)とは仕様だけでなく必須項目も異なるため、注意が必要です。
仕様の詳細は下記を参照のこと。
Ecommerce Tracking – Web Tracking (analytics.js) – Google Analytics – Google Developers
コンバージョンの設定
eコマーストラッキングでは、収益(購入金額)やトランザクションは計測されますが、目標(コンバージョン)としては計測が入りません。カート内での離脱状況を把握するためにも、目標設定で目標到達プロセスと合わせて設定するとよいでしょう。