「直接アクセス」「ノーリファラー」などとも呼ばれるダイレクトトラフィック。昔から定義そのものは変わっておらず、「リファラー情報を取得できないサイト流入」を意味します。
ダイレクトトラフィックは、これまで「ご指名系の流入」「リピーター層」と捉える風潮もあったように思います。「ブラウザーブックマーク経由流入」「URLの直接入力やオートコンプリートでの流入」が一定数含まれるためです。
しかし、もう近年はそのような「エンゲージメントがきっと高い流入」ばかりではなくなりました。リファラー情報を取得できないトラフィックは多様化し、当初からの定義のとおり「どこから来たのかが不明」なものが増加しているはずです。やっかいなのは、どれだけの量と種類が増えたのかがわからないという点です。
このような「リファラーが不明な流入」は、「ダークトラフィック」とも呼ばれます。ネガティブな意味はありませんが、これまで一方的に重要さを背負わせていた状態ではなくなった、と言えます。文字通り「どこからやってきたかわからない流入」です。