コンテンツマーケティングで重要なのは、PVよりも再アプローチ可能なユーザーとの関係性構築

コンテンツマーケティングやオウンドメディアのKPIとして、ページビューだけが唯一のKPIだったり、最重要で必達のものとして扱うことには反対です。企業側の視点としては「再アプローチ可能なユーザーとの関係性構築」が目的達成に必要な要素の一つだと捉えています。中心として取り組むべきはオーディエンスビルディングです。

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コンテンツマーケティングの分析にHero/Hub/Helpの分類を用いる

コンテンツマーケティングの評価や分析を行う際、まとまったコンテンツ分類がなされていると全体像や傾向を把握しやすくなります。ここではグーグルが2014年に発表したコンテンツ戦略「Hero / Hub / Help」の分類に対して適した評価指標を定めていく手法を紹介します。

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「2022年6月までにGA4導入を終える」ではなく「1年間かけてGA4の基盤を整備し馴らしていく」ではないか

一部界隈にて「2022年6月末までにGA4の導入設定を終える」というのが一つのトレンドなのですが、いまから来年の2023年6月末まで「1年間かけてGA4の基盤を整えていく、馴らしていく」という視点の方が健康的で良いのでは […]

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扱いにくくなった「前年比」を再考する3つの質問

「前年比」のデータが扱いにくい状態になっているところが多いはずです。 従前からの基準として引き続き把握しつつも、もしそれがKPIの把握として機能しなくなっているのであれば、異なる視点で新たな基準を設ける必要があります。し […]

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自社ビジネスがどうありたいかは選んだKPIに表れる

自社ビジネスがどうありたいかは選んだKPIに表れる、というのは一側面としてそうだと感じます。SaaSなどのスタートアップやユーザー向けサービスの提供企業、ECもそうですしオウンドメディアなどもそうでしょう。どのような指標 […]

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オンラインの行動データは必要とされ続けるだろう。例えばUXリサーチの側面などでね

Cookieはきっと死ぬのでしょう。Web解析ツールが標準で取得するデータも正直なところいろいろ厳しいです。しかし、そのデータがどういう定義のデータかを理解していれば、オンラインの行動データが根拠として求められる領域や活用できる領域はなくならないでしょう。

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ダイレクトなトラフィックは、もうご指名流入ではなくダークトラフィックだ

ダイレクトトラフィックは、これまで「ご指名系の流入」「リピーター層」と捉える風潮もあったように思います。しかし、リファラー情報を取得できないトラフィックは多様化し、当初からの定義のとおり「どこから来たのかが不明」なものが増加しているはずです。このような「リファラーが不明な流入」は、「ダークトラフィック」とも呼ばれます。

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アプリ併用のWebサイトでは、DAU/MAU比率を把握しても良いだろう

アプリとWebサイトを併用して運用している場合、ユーザーのアクティブ率やスティッキネス(粘着性)の把握のために、Webサイトでも「DAU/MAU比率」の指標を把握しても良いでしょう。特にLINE経由やInstagram経由のWebサイト流入では、DAUやMAUは活用できる指標です。

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事前のデータ整備は軽視されがちである

Web解析の領域で、事前のデータ整備は軽視されがちです。「トラフィック量が大きくなると、こういうことが起きるだろう」という想定の元に、事前の設定や導入の見直しが検討されることはまずありません。

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「広く知ってもらうのではなく、しかるべき人に確実に届けること」の難しさよ

特にBtoCやメディアの領域において、「フォロワーよりファンを、ユニークユーザー数より固定客を」の流れが近年あります。リーチを広げてやみくもに多くの新しいフォロワーを獲得するよりも、カルチャーを理解してくれたり熱心に声を聞いてくれるファンを作る方に力を注ぐ方が、多様性のあるいまの時代には合っていたり、コスト的にも見合いやすいのでは、といった理由も挙げられます。もっともだと思いつつ、既存顧客のファン化の取り組みは進められても、「しかるべき人に確実に届けること」はあらためて非常に難しいことだなと感じます。

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第一印象で投げ捨てるな。彼ら彼女らは学習してるのだ

最近は、新しいサービスや機能を試す際に、第一印象で「これはちょっとどうだろうね」と否定的な感想をできるだけ持たないように、気をつけ始めました。機械学習やAIといった要素を盛り込んだりその可能性を秘めたりしたものが増えてきて、正直なところ「わからなく」なってきたからです。

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A/Bテストを誰に対して行うか、テスト期間をどう見積もるか

A/Bテストを実施する際、訪問するすべてのユーザーを対象にするのではなく、テストにふさわしいターゲティングをするべきでしょう。また、勝者が確定するには、統計上の有意差を判定するのに足りるだけの件数を蓄積するため、それ相応の期間がまずは必要です。A/Bテストのターゲットと期間について取り上げてみます。

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ページ離脱率は評価改善指標として利用するに値するか

「ページの離脱率は、評価や改善のための指標として利用するに値するか」と質問をいただいたことがありました。そのときの私の回答は「フォームのプロセスを除けば、離脱率よりも直帰率で判断した方が、ビジネスへの影響度が大きくまた優先度の高い課題の発見が多いだろう」というものでした。いまでも概ね間違った回答ではないと思いつつ、「離脱率」の名誉のために、もう少し評価や改善の指標としての活用法を考えてみることにします。

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トップページの役割と機能を再考する

トップページは、どういうターゲット層に向けてどういう機能を持たせるか、複数のターゲティングや目的の明確化といった交通整理が必要なページです。この5年ほど大きくトップページの構成やレイアウト、内容が変化していなければ、その役割と機能を再考するチャンスです。トップページに求められる役割に変化が起きていれば、その重要性を精査して、機能や見せ方を変えていかなければいけません。

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KPIにすべきは「質の指標」か「量の指標」か

KPI設計は、事業内容やビジネスフェーズによっても、組織やポジションによっても、異なって当然ですし、変化もしますし正解もありません。ある意味「生もの」です。そのような中でも、KPIに「質の指標」を選ぶか「量の指標」を選ぶかは、意識している視点の一つです。

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スマホ画面の向こうのお客様が見えますか?野暮な接客してないですか?

お客様とのコミュニケーションや関係性構築の基本は、「お声掛け」と「お出迎え」です。Webの世界でも、「お客様像」を描いてターゲティングをし、施策を展開する際に、「目の前に実際にそのお客様がいらっしゃったら、これはどう受け止められるだろう?」と、一呼吸おいて考えてほしいのです。心情を推し量ってほしいのです。

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「オールウェイズ・オン」という小さな関係性の積み重ねを意識していたい

時代は「いま、すぐ」だったり「フォトジェニック」だったり、目を引く打ち上げ花火的なプロダクトやモノが増えた印象があります。それも大切な要素ですが、一方で「オールウェイズ・オン」という常にライトな関係性を積み重ねることも両輪の一つとして重要です。

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