OGSMマーケティングフレームワーク

「OGSM」とは、プロジェクトを「目的」「ゴール」「戦略」「評価」の4つの大きな枠で考えるマーケティングフレームワークです。軸をぶらすことなく、関係者が共通の認識でプロジェクトを戦略的に進めるための枠組みです。欧米のP&Gなどの外資系企業で用いられています。
真摯では、元のOGSMをアレンジした上で、コンサルティング業務に取り入れています。真摯がお客様のビジネスを把握、分析し、最適な提案をしていく際の、基盤となる考え方の一つです。
OGSMとは何か

「Objective」「Goals」「Strategies」「Measurements」のそれぞれの頭文字を取って、「OGSM」と呼ばれます。
- Objective (目的):ビジネスの目的、ビジョン、「なぜやるのか」
- Strategies (戦略):目的に沿ってどのような方向性で取り組むのか
- Tactics (戦術):戦略に基づいた具体的な施策
- Target Insights (ターゲット・インサイト):どのようなユーザーインサイトに向けて取り組むのか
- Tasks (タスク):施策におけるアクション
- Term (期間):取り組む期間や期限
- Priority (優先度):施策ごとの優先順位
- Measurements (評価):ゴール到達度をどのように測るか、手法や指標
- Goals (ゴール):戦術ごとのゴール、戦略ごとのゴール
いちしま泰樹目的、戦略(+戦術+ターゲット・インサイト)、評価、ゴールなどが重要な要素です。上記の内容は真摯がアレンジしたもので、オリジナルから手を加えています。
どのように機能するのか


プロジェクトには必ず目的があり、戦略ごとのゴールがあります。これらを「OGSM」の形で整理、定義することで、施策ごとの優先度や、現状把握としてモニタリングすべきKPIなどを整理、把握できます。
- Objective (目的):なぜやるのか、どのような状態を目指すのか
- Goals (ゴール)…目的を達成しているか
- Strategies (戦略):目的に沿ってどのような方向に進むのか
- Tactics (戦術):戦略に基づいて具体的に何で解決していくのか
- Target Insights (ターゲット・インサイト):どのようなユーザーインサイトに向けて取り組むのか
- Measurements (評価)…目的達成をどうやって評価するか
OGSM は「ビジネス」と「組織」の役割を明確にし、組織としてどのような方向にどう取り組むべきかを明らかにします。OGSM を組織や関係するメンバーで共有することで、プロジェクトの軸がぶれることはありません。
例えば何か特定のキャンペーンが行われるとき、それは戦術の一つとして機能することが多いですが、企業や事業の目的やゴールの認識が定義されないまま進んでいるものも多くあります。戦略に沿ったものかを意識しながら、軸をぶらすことなくプロジェクトを進めることで、成果は近づきます。



OGSMは組織やメンバー間でプロジェクトの共通認識を持つためのツールと言えます。
OGSMの階層化
プロジェクトとしてOGSMを定義するだけでなく、組織の部門やグループ単位でブレイクダウンした「部門OGSM」を設けることもできます。特に大きなプロジェクトの場合、プロジェクト全体のOGSMに加えて下層に階層化したOGSMを設けることで、プロジェクトをより確実に進めることができます。


プロジェクト全体のOGSMを定義した後、その下層にブレイクダウンしたOGSMを定義していきます。その際、プロジェクトOGSMの「Strategies (戦略)」が、下層の部門OGSMの「Objective (目的)」とGoals (ゴール)」に該当します。
プロジェクトOGSMの「Strategies (戦略)」 = 部門OGSMの「Objective (目的)」と「Goals (ゴール)」
プロジェクトや関与メンバーの規模によって、この階層を重ねるケースもあります。



部門OGSMを定めた場合でも、プロジェクトOGSMの「Objective (目的)」と「Goals (ゴール)」を常に意識する必要があります。
まとめ
- OGSMとは、プロジェクトを「目的」「ゴール」「戦略」「評価」の4つの大きな枠で考えるマーケティングフレームワーク
- なぜやるのか、ゴールは何か、どう進むのか、何で解決していくのかを意識する
- OGSMはプロジェクトの軸をぶらさないようにするためのツール


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