「オールウェイズ・オン」という小さな関係性の積み重ねを意識していたい

先日、あるきっかけで「オールウェイズ・オン」というキーワードに接しました。一時的なキャンペーンなどで消費者と突発的な接点を持つのではなく、接点を常に持ってブランディングやマーケティング活動を行うこと、とのこと。

頻繁で軽い関係性の積み重ね

2012年の日本開催のFacebookイベントや「ワールド・マーケティング・サミット・ジャパン2015」などでこの「オールウェイズ・オン」は紹介されているのですが、キーワードとしてはいまそれほど普及していないと思います。

個人的には「オールウェイズ・オン」の考え方やコンセプトを気に入っています。頻繁で軽い関係性の積み重ね。

時代は「いま、すぐ」だったり「フォトジェニック」だったり、そういった目を引く打ち上げ花火的なプロダクトやモノやイベントが増えました。もちろんそれも大切な要素ですが、一方で常にライトな関係性を積み重ねることも両輪の一つとして重要です。こちらはプロダクトというよりもブランドとして、になるでしょう。アウェアネスに対してのエンゲージメント。

当社が関わった案件で、「熱心なファン層に向けてロゴを1日1回、目に触れる機会を作る」という取り組みをしていました。結果には明確に表れにくい地味な取り組みですが、控えめながら効いているのではと信じて続けていました。やや信念的な嫌いはありますけれども。

小さな軽い接点を持ち続けることでカラーバス効果を

いろんなチャネルでときどき名前を見かけること。ときどき誰かの口に上ること。ソーシャルメディアで小さな軽い接点を持ち続けること。街中でロゴを見かけること。

これらはある種の「カラーバス効果」です。

不快であることと背中合わせであることに意識しつつ、「オールウェイズ・オン」というキーワード、あたためておきたいです。


このコラムは、2017年7月26日発行のニュースレター「真摯レター」のコラムを再編集したものです。ニュースレターの購読はこちらから。

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