そのコンテンツは、違う見せ方をすることで別プラットフォームで評価を得るかもしれない

コンテンツマーケティングでは「コンテンツは公開したら終わり。あとは配信と集客、成果獲得をがんばる」というわけではありません。コンテンツは違う見せ方をすることで、別プラットフォームで評価を得るかもしれません。「ブログ用のコンテンツ」は他のチャネルのコンテンツとして機能する可能性を持っています。

ここではコンテンツのフォーマットの話をしていきます。

目次

「コンテンツのフォーマットは一つ」という発想から外れてもよいはず

コンテンツを作成するとき、多くの人は無意識にフォーマットを選択しています。

「ブログを書く」「YouTubeで公開する動画を作る」「Instagram用の画像を作成する」「ホワイトペーパー用にPDF資料を作る」というように、流通させるプラットフォームを念頭にコンテンツのフォーマットを無意識に決めています。コンテンツが完成すれば、そのプラットフォームでいかに拡散させるか、いかに成果につなげるかにフォーカスは移動します。

そう、私たちはプラットフォームに対して最適なフォーマットを選んでいます。場合によっては複数を組み合わせています。

コンテンツではプラットフォームに最適なフォーマットを選ぶ。場合によっては組み合わせる
コンテンツではプラットフォームに最適なフォーマットを選ぶ。場合によっては組み合わせる

しかしプラットフォームは他にもあります。「そのコンテンツは1つのプラットフォームだけで展開すべし」という決まりはありません。「どれか一つを選ぶ」という発想から外れてもよいはずです。

「ブログ記事だったけれど、画像化すればTwitterやInstagramでもコンテンツとして流通できそう(集客用途だけではなく)」と気付けば、「複数のチャネルで、それぞれで最適なフォーマットで配信する」という発想に変わります。

当然の話ですが、コンテンツは他のさまざまなフォーマットに変換できます。ワンソースマルチユースです。

コンテンツは他のフォーマットに変換できる
コンテンツは他のフォーマットに変換できる
  • 動画 → ショート動画、ブログ記事、ホワイトペーパー、画像化してTwitterやInstagramの投稿
  • Twitter投稿 → 複数投稿をまとめてブログ記事、画像化してInstagram投稿、ポッドキャスト、ホワイトペーパー
  • ブログ記事 → 画像化してTwitterやInstagramの投稿、複数記事をまとめてホワイトペーパー、動画やショート動画、セミナー

ここには、「各チャネルを必ずしも集客チャネルと捉えない」という視点があります。各チャネルのフォロワー(オーディエンス)にそこでコンテンツを利用してもらう、つまり「集客」ではなく「コンテンツを届ける」という考えに立っています。

「集客」と「コンテンツを届ける」は異なる

「集客」と「コンテンツを届ける」は異なります。

「集客」と「コンテンツを届ける」は異なる。特定チャネルを強化するのか、各チャネルでオーディエンスビルディングを図るのか
「集客」と「コンテンツを届ける」は異なる。特定チャネルを強化するのか、各チャネルでオーディエンスビルディングを図るのか

もしフォーマットを一つ選択して「完成したらあとは集客して成果獲得をがんばる」という場合、所有するさまざまなチャネルを駆使して該当コンテンツに一斉に集客をかけることになります。

一方、現在のソーシャルメディアは「できるだけプラットフォームの内側での滞在を望む」というスタンスです。プラットフォーム外へのコンテンツ誘導にはウェルカムではありません。リンク付きのソーシャルメディア投稿のインプレッションやエンゲージメントが伸びない中での「集客」になります。

もちろん一定の集客は可能です。各所有チャネルから全力で当該コンテンツに集客しても構いませんし、現実的には集客としての役割を担う機会は多いです。各チャネルでのオーディエンスビルディングを温めるのか、集客ツールとして機能してもらうのか、バランスを取って運用することになります。

お伝えしたかったのは「コンテンツは他のフォーマットに変換でき、異なるプラットフォームで流通できる」ということです。

一方で、むやみに多くのチャンネルに手を広げるのは避けたい

しかし、多くのコンテンツマーケティングは限られた資源配分の中で取り組まれています。むやみに多様なフォーマットやチャンネルに手を広げるのは避けたいところです。

特に初期は少数のチャネルに資源を集中し、各チャネルを育てることに注力すべきです。

初期は少数のチャネルに資源を集中させ、各チャネルを育てること
初期は少数のチャネルに資源を集中させ、各チャネルを育てること

運用の中で新しいチャレンジは必要です。しかし、むやみに多様なチャンネルに手を広げて中途半端にとどまるのであれば、どれかを強くする方が健全です。

まとめ

  • コンテンツは他のフォーマットに変換でき、異なるプラットフォームで流通できる
  • 「集客」と「コンテンツを届ける」は異なる
  • でもむやみに多様なチャンネルに手を広げず、資源を集中させる

この記事も(そして4月からの一連のコンテンツマーケティングの記事も)、「ある資料」を元に執筆しています。「コンテンツマーケティングの戦略設計(仮)」というタイトルの資料で、コンテンツマーケティングの戦略設計と施策、計測までをまとめた内容です。資料はまだページの歯抜けが多くて未完成ですが、ある程度のボリュームまで作成し、それをブログ記事に切り売りしています。

元は「セミナーで話すような資料」というわけです。ホワイトペーパーへの展開もできそうです。「別フォーマットでのコンテンツ配信を検討」「チャネルによって最適なフォーマットを配信」のトライアルでもあります。

この記事は、コンテンツマーケティングの4つの戦略軸「オーディエンスビルディング」「コンテンツ」「ディストリビューション」「エンゲージメント獲得」のうち、主に「コンテンツ」の領域を展開しています。

コンテンツマーケティングの4つの戦略軸
コンテンツマーケティングの4つの戦略軸

この記事は、当社の資料『コンテンツマーケティングの戦略設計 – 取り組むべきはオーディエンスビルディング』の内容の1トピックスを記事化したものです。

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株式会社真摯 代表取締役。データの根拠とマーケティング視点を軸に企業のWebビジネスの改善を支援しています。プロフィール詳細

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