関係構築こそがAI時代のコンテンツマーケティングの生存戦略
AIが検索に深く入り込んできたとき、もしくはユーザーのAI利用が広く普及したとき、コンテンツマーケティングは「価値ある存在として知ってもらう」「認めてもらう」「関係を深める」をより意識しなければならないと感じます。
ユーザーがコンテンツに触れた後のフェーズの重要性が相対的に高まる、そんな感じです。そしてそれは「コンテンツの内容だけ」では達成するのが難しい領域です。

いちしま泰樹後ろのフェーズほどコンテンツの内容だけでは達成が難しい領域です
コンテンツそのものの重要性は変わらないと思いたいです。ただし、「単なる知識を提供するだけのコンテンツ」はAIに処理されやすくなり、提供者の存在をユーザーに知ってもらう機会は減っていくでしょう。
一方で、オープンウェブのエコシステムは崩れていくのでしょうか。ユーザーがWebサイトに訪れる機会が減り、「どうせAIの学習素材になってしまうから」と企業のコンテンツ公開は減り、一方で重要で価値あるコンテンツは非公開領域で流通する、そういったシチュエーションははたして増えるのでしょうか。
と、私もこうやってクローズドなニュースレター向けの原稿を書いているわけですが(もともとこの文章は7月のニュースレター向けに書いていました。こうやって晴れて公開記事としてあなたに読んでいただけてうれしいです!)。
さてもしそうなれば、これまでのWebサイトにうっすら漂っていた「場やコミュニティ要素のようなもの」は機能しなくなる可能性があります。そのWebサイトに行けば話題になるような記事が公開されていて、誰かがそれに言及している、そんな「場」です。
代わりに、いや、Webサイトも依然としてその役割の主たる部分を担うはずですが、他の接点やプラットフォームを含めたトラフィックをどれだけ温められるかも重要になってきます。これに関しては既に重要になっているはずです。ユーザーは必ずしもWebサイトのフォーマットを求めていません。ソーシャルメディアやYouTube、ライブ配信やセミナーイベント、ニュースレターなどでコンテンツを楽しむのは日常のものになっています。
それらはトラフィックというよりもコミュニケーションになりつつあります。そうなると、ただ「送信した、公開した」ではなく、「どれだけメッセージが届いているか、伝わっているか、反応したか」の視点が必要になります。「そのコミュニケーションは温められているのか」という「熱量の把握」です。
さて、この計測や把握にはどう向き合っていきましょうか。
「価値ある存在として知ってもらう」「認めてもらう」「関係を構築する」のそれぞれは、単一の数値で把握するには難しそうです。複数の要素を掛け合わせて、それこそAIの力を借りて解釈したい内容です。
コンテンツマーケティングを取り巻く環境の大きな変化を受け止めて、自分たちの取り組みに反映しなければなりません。そしてそれは「AIをコンテンツマーケティングに活用」というレベルではなさそうだ、そう感じます。
以下の記事に触発されて書きました。
コンテンツマーケティングのKPI設計、オーディエンスビルディングと流通設計、アクセス解析を支援します。








