Googleアナリティクスで曜日別のデータを取得する
Googleアナリティクスのマルチカスタム変数を使って、曜日別のデータを取得する方法です。
ECサイトやコミュニティサイト、メールマーケティングに注力しているサイトなどでは、曜日別の分析も必要なケースがあります。ご活用ください。
追記。現在は、下記のようなカスタム変数を利用せずとも、Googleアナリティクスのデフォルトのトラッキングコードで曜日のデータを取得できます(以前から計測されていましたが、UIから値を取得できませんでした)。カスタムレポートでディメンションの「曜日」を選択してレポートを作成すれば、曜日別の状況を把握できます。下記の方法はカスタム変数の利用例として、アーカイブ的に掲載しておきます。
トラッキングコード
<script type="text/javascript">
var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-XX']);
var d = new Date();
var dow = ['1.Sunday','2.Monday','3.Tuesday','4.Wednesday','5.Thursday','6.Friday','7.Saturday'];
_gaq.push(['_setCustomVar', 1,'dayofweek',dow[d.getDay()],2]);
_gaq.push(['_trackPageview']);
(function() {
var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true;
ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();
</script>
注意点
- ユーザーのパソコンの時計をベースに曜日を取得するため、実際の曜日と異なる場合があり、誤差が出ます
- マルチカスタム変数のスロット番号は上記では1にしていますが、すでに何か利用している場合は空いているスロットに格納すること
サンプルレポート(カスタムレポートにて作成)
アドバンスセグメントの設定内容例
応用として、カスタム変数の値はアドバンスセグメントやカスタムレポート(上記サンプルレポート参照)でも利用できるため、以下のようなことができます。
- 平日、土日別の分析
- 曜日別のある特定の流入の効果(CVR、直帰率など)の分析
以下は、「平日のトラフィック」のアドバンスセグメント設定内容例
以下は、「土日のトラフィック」のアドバンスセグメント設定内容例
発表
2010年2月2日初出(makitani.com)