Googleアナリティクスの参照サイトで、各WebメールのサブドメインURLの分散をまとめる
Googleアナリティクスの「参照サイト」や「すべてのトラフィック」のレポートで、Yahoo!メールやOutlook.comメール(旧Hotmail)をはじめとしたWebメールサービスのドメインURLが分散してしまうのを防ぐ方法です。「フィルタ」を使用します。
状況
主要なWebメールサービスのうち、Yahoo!メールと Outlook.comメール(旧Hotmail)、Infoseekメールは、URLをサブドメインで細かく切って運用しています。このため、Googleアナリティクスの「参照サイト」や「すべてのトラフィック」のレポートでは、同じWebメール経由であっても、様々なサブドメインURLにデータが分散されてしまいます。
このような状態では、たとえば「Yahoo!メール経由の回遊の状況」を把握することは困難です。これを「フィルタ」を使って防ぎます。
2012年7月追記。2011年9月にInfoseekメールがWindows Liveへ移行したのに伴い、Infoseekメールに対するフィルタの設定内容は不要になりました。
フィルタを用いた対処法
プロファイルの設定画面から、フィルタを追加する
プロファイルの設定画面から、「フィルタ」の枠の「新しいフィルタ」をクリックして、新しいフィルタを作成します。
Yahoo!メールのサブドメインを集約するフィルタの設定内容
Yahoo!メールは、頭のイレギュラーなサブドメインを削除し、「mail.yahoo.co.jp」にまとめています。
※「 \ 」は、半角文字の「¥」
Outlook.comメール(旧Hotmail)のサブドメインを集約するフィルタの設定内容
Outlook.comメールは、頭のイレギュラーなサブドメインを削除し、「mail.live.com」にまとめています。
Infoseekメールのサブドメインを集約するフィルタの設定内容
2012年7月追記。2011年9月にInfoseekメールがWindows Liveへ移行したのに伴い、Infoseekメールに対するフィルタの設定内容は不要になりました。設定内容の記載も削除いたしました。
フィルタ追加した状態
備考、注意点
- フィルタを適用してからのデータに反映されます。適用前のデータには反映されません。
- 各Webメールサービスの仕様変更に伴い、定期的に見直す必要があります。
- gooメールやエキサイトメールは、共通したドメイン(サブドメイン)で運用されており、フィルタの設定の必要はありません。
- Gmailは、https(SSL領域)での常時接続が推奨されています。アクセス解析ツールは、httpsで始まるURLはリファラとして記録できませんので(httpsで展開するサイトを除く)、Google Analyticsの「参照元サイト」や「すべてのトラフィック」のレポートでも計測はほとんど入りません。
発表
2011年3月30日初出
2013年10月2日最終更新